読書のまとめ:2011.12
読書メーターで、まとめのデータを取得できるのは、対象年月の翌月末までです。つまり昨年12月の読書のまとめは、今日までにしないと詳細な記録ができなくなってしまいます。…ということをすっかり忘れていたのですが、ギリギリ、思い出しました。12月は外出なども多く、あまり読めませんでしたが、クリスマス関連を中心に、よい本に出会うことができました。
12月の読書メーター
読んだ本の数:28冊
読んだページ数:1893ページ
ナイス数:789ナイス
クリスマスのかね
図書館で。もう何年も、誰も聴いたことのないクリスマスの鐘。一番すばらしい贈り物がささげられた時にひとりでに鳴り出すという話に、町中の人が競ってすばらしい贈り物を携えて教会を訪れます。イエス様のお誕生を祝うクリスマスにもっとも喜ばれる贈り物は何なのか。クリスマスの本当の意味とともに噛みしめつつ読みたい作品です。竹下文子さんのお話、山田花菜さんのイラスト、ともにすばらしいです。
読了日:12月24日 著者:レイモンド・M. オールデン,竹下 文子
ゆきのまちかどに (ポプラせかいの絵本)
「愛をみつけたうさぎ」のケイト・ディカミロさんとバグラム・イバトーリーンさんのコンビ作品です。子どもが純粋に抱く疑問と願い、それは時として大人には受け入れがたい事情があります。ずっと気になっていたことを勇気を出して声に出したフランシス。そしてクリスマスの日、教会で行われたページェントで天使に扮したフランシスが語った言葉、すばらしくて涙が出ました。クリスマスは本当に喜ばしい出来事です。すてきな本に出会えました。
読了日:12月24日 著者:ケイト ディカミロ
ドタバタ・クリスマス (1981年)
図書館で。トミー・デ・パオラさんの作品。訳は先に亡くなった岸田衿子さんでした。いやはや何とも…クリスマスのトラブル、というよりサンタさんがドジなだけ?唐突なしろくまの登場、次から次へと目を覆いたくなる惨状、でも思いっきり内股のサンタさん、憎めません。サンタさんがこんな方だったら、子どもたちもクリスマスに会えちゃうかもしれませんね。
読了日:12月24日 著者:スティーヴン・クロール
まだまだつづきがあるのです
読友さんのご紹介本。「まだまだつづきがあるのです」、なんて魅力的な言葉でしょう!どうしても続きを見たくなりますよね。お話は「風が吹けば桶屋がもうかる」的な運びでぽんぽん進んでいきます。イラストがとてもすてきです。表情がイキイキとしていて、中でも王様の兵隊達がすばらしいです。捕らわれのものたちにも思わず「かわいそう!」と言ってあげたくなってしまいます。
読了日:12月24日 著者:カンタン グレバン
ぼくには数字が風景に見える
読友さんのご紹介本。数字が風景に見えるということが、どういうことなのか読み進めて納得することができました。アスペルガー症候群、サヴァン症候群、自閉症スペクトラム、と筆者が自身の障害についていろいろな表現で語りますが、ある一面から見た障害は、別の側面から見ればすばらしい才能であり、理解者、支援者との出会いがさらにそれを伸ばすことにつながる…ただただ驚きの記述が続きました。数列の記述に関しては正直なところ、よくわからず…で、そのすごさを感じるだけに終わってしまって申し訳ない気分です。
読了日:12月23日 著者:ダニエル・タメット
家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
読友さんのご紹介本。家に帰ると娘が「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」の歌を歌ってくれました(笑)。不屈の精神の不思議ちゃんなちえさん、そして忍耐強い旦那さん。いい夫婦ですね。そこまでやる?と思いつつ、楽しく読むことが出来ました。
読了日:12月23日 著者:K・Kajunsky
クリスマスのつぼ (1977年) (世界のほんやくえほん)
図書館で。なんと!これもメキシコのクリスマスのお話でした。同じように作られた2つのつぼ。上手に焼けたものとひび割れたものはそれぞれ、別の道を歩みます。お話はひび割れたつぼの視点で進みます。水がめとして使われるつぼとクリスマスのピニャータとして飾られるつぼ、彼ら(?)の行き着くところは…?ちょっと教訓的ですが、すてきなお話です。清水真砂子さんの訳もすばらしいです。ジャック・ケント作絵
読了日:12月20日 著者:
クリスマスのおくりもの
図書館で。バーニンガムさんのすばらしい本に出会えました。渡しわすれたクリスマスプレゼントを届けに行くサンタクロースに、たくさんの人々が力を貸します。何ともナンセンスな旅ですが、サンタクロースの熱意、少年の喜ぶ顔を思うと、手を貸さずにはいられない大人たちだったのかな。優しく、暖かいクリスマスストーリー、オススメです。
読了日:12月20日 著者:ジョン バーニンガム
きよしこの夜
読友さんのご紹介本。オーストリアの貧しい村、クリスマスを祝うゆとりのない村人たちと、何とかクリスマスを祝いたいという牧師の思いから生まれた「きよしこのよる」。讃美歌に収録され、またクリスマスソングとして全世界で今も歌われている超名曲の誕生ストーリー。日本でももう100年以上歌い続けられているのですね。蘊蓄としてもお話としても、すばらしい作品です。人物イラストはちょっと苦手なタイプですが、手元に置きたい本です。
読了日:12月16日 著者:アイヴィン シェイエ
どうぶつたちの オーケストラ (講談社の翻訳絵本クラシックセレクション)
図書館で。動物の住む町の音楽会。いろいろな動物達が楽器を持って集まります。お話はハプニングもなく、ひねりもなく…この本は何を伝えたかったのだろう?楽器の紹介?演奏することの楽しさ?音楽の素晴らしさ?どれも中途半端な感じがして、すっきりしません。イラストもあまりこのみではなかったし、何より、作品から音楽を感じられなかったのが残念です。(←これは私の想像力の欠如だと思いますが…)
読了日:12月16日 著者:イーロー オーリーンズ
くまさんのおなか (長新太のふしぎ絵本)
読友さんのご紹介本。「ふかふかして、とてもいいきもち」はいいんだけど、お腹に入り込まれるくまさんはツライですね。原色で激しい、長新太さんの作品ですが、彼の数ある作品の中では、わりとまともな(失礼!)オチがついていました。
読了日:12月16日 著者:長 新太
だっこだっこねえだっこ (長新太のねえねえ・えほん)
図書館で。年少児向け作品。この本で描かれている「だっこ」は、生き物だけではありません。でもどんなものにも「だっこ」という言葉の響きは温かく、幸せな気分を醸し出します。
読了日:12月16日 著者:長 新太
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)
読友さんのご紹介本。タイトルに惹かれて読み始めたら、中山千里さんの作品でした。音楽メインの作品しか読んだ事がなかったのですが、むしろそれらの作品より、活き活きと書かれている、スムーズにストーリーが進んでいる感じがしました。カエル好きとしては、グロいお話にカエルを引き合いに出して欲しくない気分ですが、現代の刑法の問題点にも言及するおもしろい作品でした。今回もクラシックの楽曲が出てきたのですが、音楽を絡めるのは、この方の持ち味なのでしょうか。
読了日:12月14日 著者:中山 七里
騎士とドラゴン
読友さんのご紹介本。これはおもしろいです!騎士とドラゴンのそれぞれの努力、そしてありゃ〜!の結末。図書室の司書(?)の女性、GJ!シンプルなストーリー、オススメです!
読了日:12月14日 著者:トミー・デ パオラ
きゅうすいとうのくじら (至光社国際版絵本)
読友さんのご紹介本。ん?これはいつごろのお話?くじらが一般的に知られていない世の中?え?大丈夫なの?…いろいろ突っ込みたいところがいっぱい。発想はとてもすてきだし、ヤンとお父さんをはじめ、登場するのはみんな好人物なんだけど、ストーリーの編み方はどうなんだろう?何だか雑な感じです。イラストがとてもきれいなのでちょっと残念な感じです。
読了日:12月14日 著者:リュディガー シュトイー
ぼくの町に電車がきた (ちしきのぽけっと)
読友さんのご紹介本。50年前に開通した伊東ー下田間の路線。地形の複雑さ、地盤の軟らかさ等数多くの困難を乗り越えて、今とは比べ物にならない多くの労力を使って完成した路線。工事に携わったおじいちゃんが少年に語ります。大人にはちょっと懐かしい光景やグッズも今の子どもたちには新鮮なのでしょうね。当たり前に使っている電車の歴史を思い、あらためて感謝したいです。
読了日:12月14日 著者:鈴木 まもる
ひとりぼっちのタツノオトシゴ (世界の絵本コレクション)
ブックオフで。海の中でひとりぼっちのタツノオトシゴが、いろいろな生き物達と出会ってお友だちが増えていく…という他愛のないお話。ストーリーとしては見るべきところは特にないのですが、このタツノオトシゴ、お芋でできているのです。しいたけの貝、バナナのタコやイルカ、生姜のザリガニ等々制作の工夫が楽しい写真絵本です。ビジュアル的にはオススメです。
読了日:12月10日 著者:サクストン フライマン,ユースト エルファーズ
白雪姫 (世界みんわ絵本)
本屋さんで。グリムの原作に忠実でストーリーとしては、安心して読める感じ。山本容子さんのイラストには相変わらず驚かされます。表情のすばらしさ、不気味にだらけた感のある小人達、えぐいお妃、その中で、白雪姫だけが、まとも(失礼!)に描かれ、美しさが際立った印象になっています。
読了日:12月10日 著者:高津 美保子
よあけ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
ブックオフで購入につき再読。350円は買いでしょう(*^^*)
読了日:12月10日 著者:ユリー・シュルヴィッツ
ポインセチアはまほうの花―メキシコのクリスマスのおはなし
図書館で。メキシコのクリスマスのお話は、「クリスマスまであと九日」で、ポサダ、ピニャータなど特徴的なイベントやグッズが紹介されていますが、この作品もクリスマス前の楽しい雰囲気が紹介されつつ、それを楽しむことの出来ない少女をメインにお話が進んでいきます。正直で清らかな優しい心を持った主人公、貧しさ故に教会でイエスキリストに献げ物をすることができません。そんな彼女に起きた不思議な出来事。すてきなイラストです。ポインセチアの登場がちょっと唐突すぎる感じはあるのですが、よいお話です。
読了日:12月10日 著者:ジョアンヌ オッペンハイム,ファビアン ネグリン
クリスマスパンツ
図書館で。こういうタイトル、魅かれちゃうんですよね。クリスマスに履くと願いがかなうクリスマスパンツ。いろいろな人が買っていきます。買った人の願いは本当にかなうのでしょうか。クリスマスは人が優しくなる季節。きっと神様もいつもより優しくなるのかも。クリスマスツリーにたわわに実るように吊るされた赤いパンツがとってもかわいいです。
読了日:12月10日 著者:きとう ひろえ
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
事件と謎解きがメインだった1巻から、登場人物のそれぞれの姿がクリアになってきた2巻。楽しく読めました。1巻を読んだのが半年近く前なので、2巻も時が経った感覚で読んだら、直近の話だったという錯覚も(^^;; 文学作品の取り上げ方はすばらしいですね。数多くのトリビアに目が丸くなりました。まだまだ続くようですね。楽しみです。「時計じかけのオレンジ」は映画が気になっていたのですが、原作も要チェックですね。
読了日:12月09日 著者:三上 延
クリスマスってなあに (講談社の翻訳絵本)
クリスマスシーズンに必ず読む1冊。イエス・キリストの誕生物語。そのまま生誕劇にできそうな、単純でわかりやすい流れになっています。美しい聖画のような絵本もありますが、子どもたちに語るにはとてもよい作品だと思います。
読了日:12月06日 著者:ディック=ブルーナ
サンタさんからきたてがみ(こどものとも絵本)
文庫で。雪の上に落としてしまって宛名がにじんだ手紙。困ったねずみの郵便屋さんを森の仲間たちが知恵を出しあって助けてくれます。森の中の動物コミュニティがとても温かいです。サンタさんの大盤振る舞いにも頬が緩みます。
読了日:12月06日 著者:たんの ゆきこ
サン・サン・サンタひみつきち (かこさとし 七色のおはなしえほん)
文庫で。北極の氷の下には、偵察衛星にも気づかれない秘密の再生工場が…SF的な部分と目を細めて見たくなるような細かいイラストはかこさとしさんの真骨頂。古い絵本ですが、今の子どもたちにも充分に夢をくれる作品だと思います。個人的にはトナカイ型トラックがツボ。このシーズンにオススメです。
読了日:12月06日 著者:かこ さとし
グリム童話 かえるの王さま (大型絵本)
読友さんのご紹介本。グリムの名作がシュレーダーさんのイラストで活き活きと描かれています。何よりもかえるの表情が秀逸!(カエル好きのひいき目ではないですよ!)姫を追いかけるシーン、階段を上がる姿、とてもいいです。森のシーンなど、ところどころに隠し絵的な描写があるのもおもしろいです。ツヴェルガーさんが描いたらどんな感じかな、ちょっと比べてみたくなりました。
読了日:12月06日 著者:グリム兄弟
遥かなる水の音
何でこの本が読みたい本リストに入っているのかわからないくらい前から何となく気になっていた本です。国や宗教や性別などを越えた愛。秘めた愛、ピッタリくる愛、寂しさを埋められない愛、包み込むような愛…いろいろな形の愛、そして思いがサハラへ旅するアマネの関係者たちを通して伝わってきます。不覚にも涙する場面もありました。無理な部分も感じますが、全体に美しくまとまった作品です。村山由佳さんは2冊目ですが、「天使の卵」よりこちらの方が好きです。
読了日:12月06日 著者:村山 由佳
フリースタイル―大野智作品集
読友さんのご紹介本。絵画に造詣が深い…という話は聞いていましたが、ここまでシュールなアートの世界を持っているとは驚きでした。嵐のリーダーとは全く違った大野くんの一面、これからますます磨きがかかっていくのだろうな…楽しみですね。
読了日:12月01日 著者:大野 智
2011年12月の読書メーターまとめ詳細
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