2012年5月13日 (日)

読書のまとめ:2012.4

 4月も少なかったです。1日1冊くらいは絵本を読みたいと思うのですが…
 早く新生活のリズムを作って、図書館に行く時間、読書する時間を確保したいと思います。

4月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:1795ページ
ナイス数:586ナイス

盗まれた貴婦人 (ハヤカワ・ノヴェルズ)盗まれた貴婦人 (ハヤカワ・ノヴェルズ)
2010年に亡くなられたロバート・B・パーカー氏、その作品はもう読めない…と悲しんでいたら、図書館で発見しうれしい驚き…なんてことはない、約1年遅れで翻訳が出た…ということなのですが(^^;;、またスペンサーに会えて感激です。今回は名画をめぐるサスペンス。テンポのよさは変わらず、楽しめました。不満はただ一点、ホークが中央アジアへのご出張で不在なこと。遺作となった次回作では出てきてくれるかなぁ…すでに刊行されているので早く読みたいような、もったいないような…複雑な気持ちです。
読了日:04月26日 著者:ロバート・B・ パーカー
うまそうだな、ねこ―しんかしたさかなのおはなしうまそうだな、ねこ―しんかしたさかなのおはなし
図書館で。猫に目をつけられ、日々「うまそうだな」と脅かされる魚が、進化し歩き、踊り、歌い、そして猫を脅かす…ホラーですね。でも進化だけでは終わらず「たいかしよう」とつぶやく魚にはウケました。
読了日:04月16日 著者:松山 美砂子
狐火の家狐火の家
「密室シリーズ」の2作目。「硝子のハンマー」も同時に予約したが結果的にこちらを先に読むことになり、完全に順番入れ替わり状態で残念!「鍵のかかった部屋」とのつながりも少しわかってきて…でも作品をそれぞれ単独に考えれば、面白かったかな。「黒い牙」の執拗なまでの気持ち悪さは、さすが貴志さん!という感じでした。それにしても、それぞれ「え?」という終わり方で、ちょっと不消化な感じが否めません。ドラマだとどんな風に結末するのでしょうね。
読了日:04月16日 著者:貴志 祐介
星空がもっと好きになる: ガールズ・スターウォッチング・ブック星空がもっと好きになる: ガールズ・スターウォッチング・ブック
読友さんのご紹介本。「星ガール」入門書としてはとてもわかりやすく、オススメ。でもこれは図書館で借りて読む本ではないですね。星を見に行く時の持ち物リストにしっかりと「この本」と書いてありますし…手元において使う本ですね。もう少し安価だといいんだけど…
読了日:04月16日 著者:駒井 仁南子
モーツァルトはおことわりモーツァルトはおことわり
読友さんのご紹介本。モーパーゴ作品は「忘れないよ リトル・ジョッシュ」に続いて2作目。この作品も、現実にあったことをモチーフに、穏やかな文章ながら強烈なインパクトを読者に与える作品でした。軽やかで、多くの人々に愛されるモーツァルトの曲が、ナチスのおぞましい企てに利用されたこと、そしてその演奏を強いられた演奏家たちの苦しみ、悲しみを知り、心に痛みを感じました。現代の若い記者を前に、封印していた記憶を解き、重い口を開いて語った名バイオリニストが、初めて弾くと決めたモーツァルトを涙しつつ、想像で聴きました。
読了日:04月16日 著者:マイケル・モーパーゴ
ちいさなもののいのりちいさなもののいのり
神様への祈りの形をとった詩が、優しいイラストとともに美しい日本語に訳され、思わずアーメン、とつぶやきたくなります。作者であるエリナー・ファージョンの名前は初めて聞きましたが、「ムギと王様」の作者とのこと。あ、このタイトル知ってるなぁ、機会があったら読んでみたいなぁと思いました。
読了日:04月13日 著者:エリナー・ファージョン
はくちょう (講談社の創作絵本)はくちょう (講談社の創作絵本)
読友さんのご紹介本。読み終わって、思わず深いため息。どう表現したらいいのか、幻想的で、胸が痛くなるような切なさを感じるお話でした。「いけ」の気持ち…果たしてそれは白鳥に通じたのでしょうか。幸せに近い結末だと思うのですが、よかったね〜!と言えない不思議な終わりです。内田さんって、こんなお話も書くんだ、視野がまた広がりました。そしていせさんの「青」にまた魅せられました。
読了日:04月13日 著者:内田 麟太郎,いせ ひでこ
三匹のおっさん ふたたび三匹のおっさん ふたたび
お帰りなさい、おっさんたち!初めて読んだ時の衝撃はなかったものの、おっさんたちを取り巻く人々のエピソードが、広がりと深みを持たせ、おっさんたちのキャラをより際立たせています。ダメ夫婦のイメージの健児&貴子もいいところあるし、何よりシゲさん父子のイケメンぶりにキュン。高校生カップルは相変わらず爽やかで…早くも「おっさん、三たび」を期待しちゃいます。巻末の短編は、植物図鑑のはじまり…?イツキくんの名字って何だっけ?と思わずwikiで調べてしまいました♡
読了日:04月11日 著者:有川 浩
カエサルくんとカレンダー (福音館の科学シリーズ)カエサルくんとカレンダー (福音館の科学シリーズ)
多くの読友さんのコメントが、好評であることがよくわかります。カレンダーの中から出てくるカエサルくんとゆうかのコミカルなやり取りを楽しみながら、暦に関する様々なことを知ることが出来ます。作者は西洋史の専門家。天文学の専門家が書いたら、同じ題材でももっと難しくなってしまったかもしれませんね。図書館で借りたのですが、先日新聞に紹介された途端に予約が入ってしまい、貸し出し延長ができなくなってしまいました。残念!買っちゃおうかな〜…迷います。
読了日:04月10日 著者:いけがみしゅんいち
ハトにうんてんさせないで。 (にいるぶっくす)ハトにうんてんさせないで。 (にいるぶっくす)
読友さんのご紹介本。ハハハ…と脱力系の笑いを誘われる絵本です。特に中身があるわけではないのですが、「バスを運転したがるハト」という状況設定だけで、かなり成功している作品なのかな。セサミストリートの脚本やアニメーションを手がける作者ならではの視点なのかもしれませんね。中川ひろたかさんの訳も間合いが絶妙、さすがです。目の据わったハト、なかなかいいです。
読了日:04月10日 著者:モー ウィレムズ
かさの女王さまかさの女王さま
読友さんのご紹介本。中国系アメリカ人のブリッジスさんと韓国人のテウンさんのコラボ作品の舞台がタイの伝統工芸の村、というのがちょっと不思議な感じでしたが、ゆったりした時間の流れる心地よいお話でした。でもこれは、仕事として何も考えずに技術的な面に力を注ぎ続ける大人たちの姿勢に痛烈な批判を投げかけるもの、人の心は、心を注ぎ込んで作られたものに動かされるものだということを改めて気づかされる作品です。
読了日:04月10日 著者:シリン・イム ブリッジズ
くまのリッキーとにじいろのたまごくまのリッキーとにじいろのたまご
文庫に購入、ブログ掲載の為に再読。文庫で読みきかせをしたところ、子どもたちも真剣に聞いていましたが、お母さんの方が感極まってしまっていました。
読了日:04月05日 著者:ジョナサン ウィルソン,みなみ ななみ,グラハム フレミング
きんのたまごのほんきんのたまごのほん
読了日:04月05日 著者:マーガレット ワイズ・ブラウン
これもえんです (ぶんけい絵本のひろば)これもえんです (ぶんけい絵本のひろば)
文庫ブログ掲載の為に再読。「えん」とひらがなで書くと、いろいろなものが想像できますね。ぼくと動物たちの「えん」違いから始まった楽しい出来事、でも大人は黙っていません。事態を素直に受け入れる子どもの柔軟性とケチをつけてしまう大人の性に思わず苦笑いです。楽しい絵本ですが、絶版なのですね。表紙にとても和むのですが、no imageなのが残念です。
読了日:04月05日 著者:舟崎 克彦
鍵のかかった部屋鍵のかかった部屋
「新世界より」「悪の教典」「ダークゾーン」など、かなりヘビーな貴志祐介作品にすっかり慣れてしまっていたので、ちょっと拍子抜けな感じ。残念な純子さんをはじめ、コミカル感もたっぷり。もしかしてドラマ用に書いた?と言いたくなるような展開。今回は密室の緻密さに主眼をおいての作品なんだなぁ。キャラクターの描写も少し掘り下げて欲しかったなぁ…それにしてもいろいろなサイドを持つ貴志さんの作品に驚くことしきり、他の方にオススメするのがちょっと難しい作家さんです。
読了日:04月05日 著者:貴志 祐介

2012年4月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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2012年5月 9日 (水)

追悼:モーリス・センダックさん

 昨夜、絵本作家のモーリス・センダックさんの訃報がtwitterで流れてきました。久しぶりのタイガースの勝利に酔いしれていたところに、青天の霹靂のようなニュースでした。脳卒中の合併症により亡くなられたとのこと、83歳の生涯、とても残念です。

 数年前に映画化された「かいじゅうたちのいるところ」は、センダックさんの名前をメジャーにしました。私は映画の方は見ていないのですが、絵本は何度も繰り返し読んでいます。最初に出会ったセンダック作品もこれでした。インパクトの強いイラストに加え、体言止めの文章がちょっと乱暴に感じてあまり好印象を持ちませんでした。その後、何度か出会ううちに、センダックさんの子どもを見つめる深い愛情、神宮輝夫さんの訳が彼の思いにマッチしていることに気づかされ、とても好きな作品になっていきました。その後、何冊もの彼の作品に出会いましたが、どれも何回か読んで、その良さを実感する作品ばかりでした。

 ご自身の著作の他にも、数多くの作品にイラストを提供されたり、他の著者の絵本作品に推薦文を寄せられたり、いろいろなところでお目にかかることができました。新作にはもうお目にかかることができませんが、どこかで「ばったり出会う楽しみ」は、まだ残されているのかな、と思っています。

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 「まよなかのだいどころ」(冨山房) 
 
 子ども時代の遊び場が台所だったというセンダックさんらしい作品です。ワクワクのファンタジー、のんもぴいも読んで育ちました。彼の訃報を伝えた時に、まっ先にぴいの口から出た作品、印象が強いのでしょうね。今夜一緒に再読できたらいいなぁと思います。

 センダックさん、たくさんの夢をありがとうございました。心より哀悼の意を表します。


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2012年5月 5日 (土)

今年もLFJに行ってきました

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 クラシックのお祭り、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」(長いのでLFJと略しちゃいます)が、5月3〜5日、東京国際フォーラムで開催され、4日に夫と一緒に行ってきました。
 今年のテーマは「サクル・リュス」(ロシアの音楽の祭典)、ということで、ロシアの作曲家や演奏家を中心にたくさんの公演プログラムが組まれました。私たちも2つの公演のチケットを確保して出かけました。

 実は夫も私もロシア音楽は、ほとんど知らない、わからない。プログラムを見ても、何がよいのか、聴きたいのか…すらもわからない状態でした。クラシック番組のOTTAVAでかろうじて名前を聞いた事がある程度の判断でとったチケットでしたが、どちらもすばらしい公演でした。

 1つ目は、下野竜也さん指揮、読売日本交響楽団による「ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調op27」。ラフマニノフといえば、ピアノコンチェルトしか思い浮かばず、この作品もおそらく初めて聴いたと思います。第1楽章がラルゴ、第2楽章にアレグロ…というところから、すでに自分の知っている音楽とはかけ離れているような、先の予測がつかない、ちょっと不安になるような作品でしたが、第2楽章の力強さ、第3楽章のアダージョの美しさが心に残り、また聴いてみたい曲の1つになりました。
 下野竜也さんのエネルギッシュな指揮もとても印象的で、思わず一緒に体が動いてしまいそうでした。

 2つ目は、カペラ・サンクトペテルブルクという合唱団による合唱。ロシアの宗教曲から、世俗的な音楽までいくつかの短い歌曲を聴きました。とにかく、合唱の迫力に圧倒されました。もちろん全部アカペラですが、一糸乱れぬ、そして静かに流れる祈りの曲から、バーンと叩きつけるような激しさへの展開…戦慄の合唱でした。そして、ソリスト達の豊かな声、特に男声の低音の魅力がすばらしかったです。
 LFJでは、1公演が45分から1時間、低価格で、ダイジェスト的に聴くのが魅力なので、アンコールがないことが多いのですが、この公演では2曲もアンコールを披露してくださり、とてもお得な気分でうれしくなりました。

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 会場の中央にある展示ホールには、今回の音楽祭の曲目をイメージした3つのフラワー・アレンジメントが設置されていました。いずれもストラビンスキーのバレエ音楽のタイトルがついています。フロリストのマルク・バルボーさんという方のアレンジだそうです。これは、「春の祭典」

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「火の鳥」


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「ペトルーシュカ」
 どれもダイナミックなアレンジですてきでした。


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 今年もOTTAVAの特設ブースが作られ、公開放送が行なわれました。4日本田聖嗣さんと曽根純子さんがプレゼンターで、ゲストあり、蘊蓄トークあり、ダジャレありの放送でした。ゲストの生演奏の写真もカメラに収めたのですが、あまりに悲惨なショットなので、自粛いたします(^^;;

 公開放送の間に、ブリメンさんたちにお会いすることが出来ました。twitterを通してコンタクトを取りあい、今年もけんちゃんを同伴して、たくさんの方々とご挨拶、お話をすることができました。OTTAVAのミュージックディレクターの斎藤茂さんにもお会いすることができ、にぎやかなひとときを過ごしました。

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 福島のブリメンさんが連れてきたくまさんとけんちゃんで仲良くツーショット写真。再会を誓いあった(、であろう)2匹です。


 2つの公演の間が長時間あいていたので、体調がいまひとつの夫には、申し訳なかったのですが、ゆっくりお茶を飲んだり、グッズのコーナーを見て時間を潰しました。ロシア音楽を少しでも知ることが出来れば…と、今回初めてLFJの公式CDを購入した他、娘たちへのおみやげ等ちょこちょこと購入しました。
 
 最後に二人のキューピーちゃんをご紹介します。

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 今年も作曲家のキューピーを買ってしまいました。今年はロシア音楽の代表として、チャイコフスキーバージョンがあったので、これにしました。前掛けのようにスーツの前に白鳥がいるところが、結構気に入っています。チャイコフスキーといえば、やっぱり「白鳥の湖」なのでしょうね。


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 そしてこちらは、「しげるんキューピーさん:お風呂バージョン」です。ブリメンの方が、斎藤茂さんを模してキューピーをアレンジしたものを、分けていただきました。購入費用のほとんどを募金に回されるということで、少しでも協力できれば…と思いました。このような企画をしてくださったブリメンの方に感謝です。

 今年も実りの多いすてきな一日を過ごすことができました。お会いできた皆様に、つきあってくれた夫に、そして何よりも音楽の力に感謝!感謝!の一日でした。

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2012年4月30日 (月)

さくらの観察日記

 今年は桜の開花が遅かったですね。開花し始めても途中で冷え込む日があり、そのおかげでゆっくりと楽しめたように思います。今、我が家の近くでは八重桜が満開です。サツキ、ツツジなども咲きはじめ、本当に春の自然で賑わっている感じです。

 市民球場の周囲を取り囲む桜、今年はウォーキングのたびに1枚ずつ写真を撮ってきました。私の背丈でも何とかブレずに撮れそうな低い位置のクラスターに狙いを定めて撮りました。何の芸もありませんが、今年の桜のまとめ…ということで。

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 2012年4月1日

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 4月2日

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 4月4日:前日3日は、台風並の嵐の日でした。

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 4月5日

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 4月7日

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 4月8日

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 4月9日

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 4月12日

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 4月13日

 私がチェックしたクラスターは、少し早咲き、この木全体を見ると、クラスターより2〜3日遅れて満開になりました。また来年、楽しめるといいなぁと思います。

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2012年4月29日 (日)

読書のまとめ:2012.3

 3月、激減です。他の記事に書きました通り、とにかく忙しく、なかなか集中して読む時間がとれなかったり、図書館に行くことができなかったり…でも、これが本来の状態なんだろうなぁと思います。本をたくさん読みたい、という思いはもちろんありますが、戸外でいろいろな活動が出来るようになった、その結果、読書量が減ったというのは、喜ぶべきことなのかもしれません。

 これくらいの量だったら、ご迷惑にはなりませんよね(笑)

3月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:2215ページ
ナイス数:707ナイス

「また、必ず会おう」と誰もが言った。「また、必ず会おう」と誰もが言った。
ウソから始まった出会い旅。うまくいくはずの予定が狂って途方に暮れる和也を救ってくれた土産物売場のおばさん。一夜の居候から始まり、家路につくまでの5日間に出会った人たちから生きるのに大切なことをたくさん教わります。あまりにも素直な主人公はちょっと気持ち悪いくらい、でもそこに、それまでの彼の逡巡した思いが感じられます。賛否はあると思いますが、私はこういう作品、好きです。手元において再読したいし、娘たちにも読んで欲しい1冊です。
読了日:03月28日 著者:喜多川 泰
謎解きはディナーのあとで 2謎解きはディナーのあとで 2
前作をさんざん酷評してしまったのですが、読み始めた本は続編も読まないと気が済まない性格が災いして、また手にしてしまいました。やっぱりこの方の文章には何の感動も感じなかったですが、反則とは思いつつ、テレビドラマのキャストを当てはめて読んだら、楽しく読めました。やっぱり小説…というより脚本に近いのかな。それにしても麗子お嬢様、ちょっと崩れすぎでは?前作より、品がなくなったような気がしました。
読了日:03月25日 著者:東川 篤哉
あくまのクライネ〈2〉ぼくたちてんしじゃない (1985年)あくまのクライネ〈2〉ぼくたちてんしじゃない (1985年)
図書館で発見。お金がなくて休校に追い込まれた学校が、天使からの贈り物で再開を果たします。悪魔のクライネにとっては何とも皮肉な結末。ハンスをクライネが大金を手にするには、紆余曲折があったのですが、これがかなり難解。子どもに読んでも???だろうなぁ。言葉がなく、イラストのみのところには、想像力を働かせて…ストレートにはおもしろいと言えないのですが、何となく惹かれちゃう作品です。今回はクライネのしっぽへの言及はなかったですが、おばあちゃんはGJです。
読了日:03月25日 著者:太田 良作
としょかんねこデューイとしょかんねこデューイ
読友さんのご紹介。「図書館ねこデューイ」を苦労して読んだ記憶がまだ新しく、どうなのかな…と思いながら手に取りました。濃厚で力強いイラスト、張り切るデューイから元気をもらえる作品になっていて、むしろこの絵本から出会いたかったなぁと思います。訳はローベルの作品をはじめ、名訳の多い三木卓さんですが、この作品に関しては、ちょっと崩しすぎかな、訳だけが飛び跳ねてしまっているような印象を受け、そこが残念です。
読了日:03月25日 著者:ヴィッキー・マイロン,ブレット・ウィター,スティーブ・ジェイムス絵
カえるくんのたからものカえるくんのたからもの
読友さんのご紹介本。何にも持っていないとうつむきがちなカえるが携帯電話を拾ったところから、いろいろなことに出会い、自分の持つ宝物に気がつく…ほんのり温かく、ちょっと自信が芽生えるような作品。とりごえまりさんのカえるくんのかわいいこと!タイトルを見て、何で「カえる」なのか、気になっていましたが、「カえる」には、「力(ちから)を得る」というメッセージが込められているとのこと、なるほど納得!よい作品でした。
読了日:03月25日 著者:田中 章義文,とりごえ まり
蝿の帝国―軍医たちの黙示録蝿の帝国―軍医たちの黙示録
読友さんのご紹介本。15人の軍医からみた戦争。その多くは、医学部を卒業して日の浅い若者たち。階級も待遇も、一兵卒に比べれば良い軍医達も、くぐった戦火は同じ。時期や場所が違っても、目の前で次々に命が奪われる現場、そこに医療をもって直接関わることは、前線で戦う兵隊とは違った壮絶な経験だったことでしょう。多く語られている戦争ですが、新しい視点から読むことが出来ました。膨大な資料をもとにまとめられた大作、よい作品に出会えました。
読了日:03月21日 著者:帚木 蓬生
変死体(下) (講談社文庫)変死体(下) (講談社文庫)
年に一度の刊行を楽しみにしているシリーズですが、ここ数年、ちょっと読むのがつらいと感じることが多くなりました。シリーズ自体が更年期を迎えているような感じ、とでもいいましょうか。今回も職権を実質封印のような形で、自分は何も知らされぬままパートナーをはじめ、仲間たちが事件解明に奔走するのを置いていかれた気分で見ているケイに痛々しさを感じます。さらに過去のつらい出来事、長年の腹心の部下の巻き込まれた悲劇。取り扱っている事件が国家的規模であることも手伝って、読みながらため息しきりでした。難し過ぎる!→
読了日:03月15日 著者:パトリシア・コーンウェル
変死体(上) (講談社文庫)変死体(上) (講談社文庫)
「検屍官ケイ」シリーズ、最新作。コメントは下巻にまとめて。
読了日:03月15日 著者:パトリシア・コーンウェル
きみはきみだ (教室の絵本シリーズ)きみはきみだ (教室の絵本シリーズ)
本屋さんで。手話を使って学ぶ、ろうの子どもたちの教室の様子が綴られた写真絵本です。子どもたちの楽しく、子どもらしい様子が伝わってきます。健聴者に対して、ろう者が様々なコンプレックスを抱いたり、自信を持てないで葛藤するという話を聞きますが、このように小さいうちから、自信と誇りを持てるような教育をしている学校があることが、広く知られるといいと思いますし、私自身、この本に出会えてうれしかったです。ぜひ購入したいのですが、やっぱり高いんですよね(T_T)
読了日:03月11日 著者:斉藤 道雄
わたしはひろがる (教室の絵本シリーズ)わたしはひろがる (教室の絵本シリーズ)
本屋さんで。長谷川知子さんのイラストに久しぶりに出会えてうれしかったです。自分しか見えていなかった小さな世界にいろいろなものが入ってきて、世界がどんどん広がっていきます。すてきな本です。実際にまだ小さな世界に住んでいる子ども、というより、いろいろなものが入り込んで世界が広がっているのに、それらとの共存に消極的な大人に近づいた子ども達に読んで欲しいなぁと思います。長谷川知子さんのイラストによる「教室の絵本シリーズ」の中では、こちらの作品の方が好きです。
読了日:03月11日 著者:岸 武雄
教室はまちがうところだ教室はまちがうところだ
本屋さんで。進級、クラス替えなどで、子どもたちが期待と不安を抱えるこの時期に読んだらタイムリーでいいんだろうなぁ…とも思いますが、ベタ過ぎるかなぁ。これだけ、大丈夫!って言われるとかえって引いてしまうのではないかなぁ…と思うのはひねくれた大人の発想でしょうか。もちろん、この作品のメッセージはとても大事で、子どもに伝えたい事柄です。この作品と子どもの年齢や置かれている状況でタイムリーに出会って欲しい本です。
読了日:03月11日 著者:蒔田 晋治
となりの花さかじじいとなりの花さかじじい
タイトルは花さかじじい、オープニングはももたろう、しかしてその実態は…?昔話にお隣さんはつきものですが、このお話し、ちょっと変です。読んでしまえばなんていうことはないのですが、馬場のぼるさんのひねり技が冴えています。絶版になっていた1977年版にかわって、この春復刊した絵本。馬場のぼるファンにはうれしい1冊です。
読了日:03月10日 著者:馬場 のぼる
おばあちゃんイースターおめでとうおばあちゃんイースターおめでとう
子どもと離れて暮らすお隣のおばあちゃんは、この頃寂しそうで元気がありません。イースターの食事の誘いにいった少年カイは、おばあちゃんの寂しさの理由が、産みたてのイースターエッグと息子への思いにあることを知ります。何とかしたいとカイは、産みたての卵を入手すべく奔走します。カイ少年の優しさにあふれた良いお話しですが、何となく文章に違和感を感じました。
読了日:03月10日 著者:やなぎや けいこ
くまのリッキーとにじいろのたまごくまのリッキーとにじいろのたまご
海辺の町のおもちゃ屋さんで売られているくまのリッキーは、ある日大津波に巻き込まれます。ボランティアに拾われ、きれいになって避難所にいる子どものもとに届けられます。リッキーの胸には虹色の卵、イースターエッグは希望を感じさせる卵でした。南三陸町に流れ着いたぬいぐるみの実話をもとに描かれた作品。優しく美しいイラストです。被災地支援団体クラッシュジャパンの活動についても紹介されています。
読了日:03月10日 著者:ジョナサン ウィルソン,みなみ ななみ,グラハム フレミング
ねぇ、パパ、どうしてシマウマはローラースケートをはかないの?ねぇ、パパ、どうしてシマウマはローラースケートをはかないの?
読友さんのご紹介本。「ねぇ、ママ、どうしてきょうりゅうはがっこうへいかないの?」のパパバージョン。のっけからかばに笑わされ、楽しく読みました。でも蚊が獣医に行くかどうか、なんていう質問はどんなにへりくつっ子でも考えつかないだろうなぁ(笑)見開きのいろいろなイラストをみて子どもと一緒に問答を考えるものおもしろそうです。
読了日:03月06日 著者:カンタン グレバン
かえるのはなび (創作絵本シリーズ)かえるのはなび (創作絵本シリーズ)
読友さんのご紹介本。長新太さんの絵本の中では比較的おとなしい作品かなぁと思いますが、これはどうみても「ぞうのはなび」ですよね。
読了日:03月06日 著者:長 新太
おはぎちゃんおはぎちゃん
図書館で。ほげちゃんとはまた違って衝撃的な作品。とても穏やかな日本家屋の庭で繰り広げられるお話しですが、おはぎが主役なんて!しかもかなへびが育てるなんて!ほのぼの笑えるナンセンスです。庭の緑が基調になっていて春のお話しかと思ったら、秋のおはぎ…春はぼたもち、そして次は…新しい落っこち仲間を想像してクスッと笑えます。
読了日:03月06日 著者:やぎ たみこ
小さいおうち小さいおうち
予約待ちが多かったので放置すること1年あまり…ようやく図書館の本棚で出会いました。ちょっと裕福なお家の戦争前夜から戦時への移り変わり、人も、人を取り巻く状況も激変する中で、女中という立場から静かに語られる物語。時折挟まる健史の見方は戦争を歴史として学んだ私たちの見方。でも実際にその時代に生きた人たちにとっては、まったく違う視点があったことに気づきます。優しくなめらかな文章が心地よく、ぐんぐん読み進み、最終章でふっと力が抜けました。すてきな結びでした。
読了日:03月02日 著者:中島 京子

2012年3月の読書メーターまとめ詳細
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