ピンクのリボン

2012年3月10日 (土)

縫い直しました!

 3月7日に、1年前に手術をした腎臓がんの手術痕を修復する手術を受けました。半年近く、ステロイドテープを貼りながら様子を見ていた肥厚性瘢痕の状態があまりよくならないからです。

 手術は「瘢痕拘縮形成術」という方法で、前回の傷を切り取り、周りの皮膚を縫う時に、皮膚の内側をしっかり縫い止め、「縫い代」にあたる皮膚を少し多めにとって、わざと縫い傷が盛り上がるように縫います。今回は溶ける糸ではなく、抜糸の必要な糸で縫いました。1週間ほどで抜糸になりますが、その後、しばらくテープで保護していくうちに、はじめに盛り上げた縫い代が平らに落ち着いてくるのだそうです。

 局部麻酔で1時間ほどで終了。抗生物質と胃薬、さらに痛み止めとガーゼ交換用の軟膏を処方されました。翌日、ガーゼ交換で病院に行きましたが、その後は家での処置。1枚290円もする、防水加工の大型絆創膏をぺたりと貼って、抜糸を待ちます。傷は、時々引っ張られるように痛みますが、それでも痛み止めは全く飲まずに済んでいます。痛みよりもむしろ、絆創膏かぶれの痒みの方が強くて悩みです。

 今回の手術の成否は、抜糸して、数ヶ月たってみないとわかりません。もしかしたら再発の可能性もある、ギャンブルのような手術です。それでも成功を心より祈っています。きっと大丈夫!と思っています。

 10月のブログ(本ブログ冒頭参照)でも、書きました通り、今回の手術に関しては、今一つ自分の中で納得がいかないものがありました。果たして腎臓を手術する際に、医師は縫い方のことまで考慮してくださったのだろうか、ということです。体質的に、このようなトラブルが起こりやすい身体であることは間違いないのですが、それでも配慮があれば、もっときれいな傷になったのではないかという思いがぬぐい去れませんでした。
 もちろん、医療裁判に持ち込もうなどという、大それたことは考えていませんが、このもやもやした思いを自分の中だけに留めておくのがどうしてもイヤで、2月25日の診察のおりに、病院内の「医療安全対策室」という所謂クレーム処理の部署に赴き、手術時の配慮の有無などについて、確認を求めました。対策室の担当者は、早速腎泌尿器科の担当医に連絡をしてくれ、次回6月の腎臓の検査の時に説明をしていただけるということになりました。
 腎臓はこれから長い年月、検査を繰り返していくので、当然担当医とも長いつき合いになります。わだかまりなく、気持ちよくおつき合いしていきたいので、あえて、このような形をとりました。筋が通って納得のいく説明が聞けるといいなぁと思っています。

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2012年2月14日 (火)

元気になりました…よね?

 1年前の今日、腎臓がんの摘出手術を受けました。入院前に衣装ケースに家族へのチョコレートを隠しておき、当日の朝、病院からメールを出したことを思い出しました。今年のバレンタインデーは夫がスキーの引率で留守なので、少し早めにプレゼントをしました。

 あっという間の1年でした。術後の傷の痛みに泣いた退院直後、しばらく残っていた抗がん剤の副作用、あちらこちらの痛み、蜂窩織炎等々、常にどこかに不調がありながらも、着実に体力がつき、不調とのつきあい方も覚えてきました。病気になる前に戻ることはできませんが、新しい自分を自然に生きられるようになってきました。そういう意味では、元気になりました!と言いたいのですが、いかがでしょう…

 少し前の報告になりますが、1月6日にブレストセンターの診察を受けてきました。昨年末に受けた追加検査の結果を聞いてきたのです。12月の乳腺の方の超音波検査で、肝臓に何かが写っていたのです。その「何か」をつきとめるために、肝臓の造影CTを撮ったのです。
 結果は、「良性の血管腫」ということでした。がんの転移ではなく、今後悪性に変わることもまずないということ、また、急激に大きくなったりすることがなければ、何もせず放っておいていい、といのことでした。もし転移だったら…ということを心配していたので、本当に朗報でした。晴れて無罪放免(?)、次へのステップが見えてきました。

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 年明けから薬が変わりました。今まで飲んでいた「タスオミン」もノルバデックスという薬のジェネリック薬なのですが、今回の「タモキシフェン錠」は、究極のジェネリックという感じです。効果は変わりませんが、値段は一気に三分の一(@236円→75円)になりました。この先長く使っていくので、とても心強く、ありがたく思っています。

 みなさまのお祈り、お支えに感謝しつつ。

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2011年10月 8日 (土)

9月の検診

 10月は、ピンクリボン月間ribbonです。今年もしっかり心に留めて過ごしたいと思います。

 9月16日に、ブレストセンターで検査を受けてきました。今回は乳腺の超音波のみの検査でしたが、結果は「大丈夫」でしたscissors
 前回(6月)の検診で、不安のあったところ(実は小さな腫瘍があったようなのですが)も、その形が崩れて小さくなっているとのこと、日々飲んでいる薬の効果なのでしょう。今は心配なしとの先生のお言葉、ただただうれしくて涙が出てきました。
 正直なところ、アウトだと思っていました。灰色の部分が「ある」ということで、それが消滅する、という発想が浮かばず、検査前の数日はかなり精神的に追いつめられた感じで過ごしたので、何度も先生に「本当に大丈夫なんですね?」と確認してしまいました。

 次は12月、乳腺と腎臓の検査をそれぞれ受けます。術後1年ということで、細かい検査まで予定されていますが、先のことは思い煩わず、美しく、おいしい秋を充分に楽しみたいと思いますapple

 ついでですが、9月中旬から、手術の傷のケアを始めました。もともと傷が腫れたりしやすいので(ケロイド…という言葉がわかりやすいのですが、形成外科医によると、ケロイドという定義はもっと状態の酷いものに使うそうで、私の場合、「肥厚性瘢痕」というようです)、術前に先生にお願いをしておいたのですが、腎臓の方の手術痕が膨らんできて、引き攣れたり痛んだりするようになってきたのです。
 乳腺の方はとてもきれいな傷、先に手術をしたのに問題なし!今回の検査の時も、とても気にしてくださって、本当に気をつけて縫ってくださったのだなぁと感謝しています。ついつい比べてしまうのですが、腎臓の方の傷はあまり気を配ってもらえなかったようです。(事前にお願いしてある…ということを考えればこれも一種の手術ミス?…と思わないでもないのですが…)

 …ということで、形成外科の方で診察を受け、ステロイドのテープを傷に貼ることで様子をみることになりました。効果の程は…?今月の半ばに再診の予定ですhospital

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2011年8月 8日 (月)

もとの姿に…その2 ウィッグ卒業

 おかげさまで、順調に髪の毛が伸びてきて、立派なアフロヘアになりました。最近はキスおばちゃんも卒業して、「昔の笑福亭鶴瓶師匠」、「林家ぺーさん」という状態です。日々伸びてくる髪の毛は、家族もとても気になるようで、「縮毛矯正したら?」という声が何度もかかるようになりました。私自身もウィッグが合わなくなってきて、日ごろからイヤなウィッグが益々イヤになってきていました。そこで昨日、思い切って美容院に行ってきました。

 くりんくりんの髪の毛を伸ばすと8センチくらい。果たしてこの髪の毛の長さで縮毛矯正ができるのか不安でしたが、美容師さんと相談してダメなら、カラーリングだけでも…と、出かけました。ちょうど激しい雷雨に当たってしまって、波乱を予感させられましたが、相談の結果、ぎりぎりで可能とのこと。カラーリングは後回しで、早速施術していただきました。
 今回はカットをせず、ストレートのベリーショートですが、何とかウィッグなしでも出歩けそうです。縮毛矯正はしたものの、毛先1〜2cmくらいが、一番最初に生えてきた産毛のような細さとやわらかさで、ツンツンとしているのですが、ま、いいか…という感じです。

 初めてのウィッグから1年1ヶ月。今度は自分の髪と併用のおしゃれヘアーとしてお付き合いしていきたいと思います。文句たらたらながら、私を守ってくれたウィッグに感謝。再生のチカラを与えられていることに感謝、感謝!

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もとの姿に…その1 ブレストフォーム

 6月末にブレストフォームを購入しました。全摘した右乳房を補うパッドです。放射線治療からある程度時間をおいて…というアドバイスに基づいて(放射線照射とは反対側なのですが…)、術後半年たっての購入となりました。乳がん等の手術後に使うインナーについては、取り扱っているところが限られているのですが、私は横浜にあるケア工房に行ってきました。

 ケア工房では、1時間あまりの採寸やカウンセリングを通して、自分の一番フィットするものを探します。見た目だけではなく、体のバランス的にも片側の乳房がないということは、肩凝り等をひどくするので、良くないとのこと。日ごろからある程度の重みのあるものを身に付けることが必要なのだそうです。素人の考えでは、少しで軽い方がいいのではないかと思うのですが、左右のバランスというのは大事なのですね。…で、いろいろ試してみた結果、これを買いました。

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 シリコン製です。弾力があり、手触りもなめらかです。これをインナーの専用ポケットに入れて使います。ものによっては、直接皮膚にピタリと当てて使うものもあるのですが、今回はこれにしました。


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 裏側です。ドイツのAnita社製。乳がん等のサポート用品は、ドイツが先進的なようです。さてHow much?

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 そしてもうひとつ。これは普段づかいとして購入しました。布製で、中は綿と小さなシリコンパッドが入っていますが、上のものに比べるとかなり軽くて、手軽です。オーダーメイドで1週間ほどでできました。
 補正パッドとインナーをあわせて、とても大きなお買い物になってしまいましたが、女性としての必要経費…しかたないですね。実際に装着してみると、乳房の大きさはほぼ同じになるのですが、高さや向きなど、微妙な位置調整が難しく、正直なところ、使わないで済むものなら使いたくないです。使い初めは脇がむくんだり違和感を感じたりしましたが、ようやく慣れてきました 。ちょっとだけ、もとの姿に近づいたでしょうか…
(上のお値段…税込みで¥35,175也。もちろん1個の値段ですよ!)

 


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2011年7月28日 (木)

蜂窩織炎

 蜂窩織炎(ほうかしきえん)という厄介な炎症を起こしました。今はだいぶ良くなっているのですが、まだ生活、特に家事に困難があり、いつも以上に家族に協力を頼んでいます。

 蜂窩織炎は、細菌の侵入による炎症なのですが、リンパ切除をしていると、免疫低下していることもあり、わずかな細菌でも腕全体に広がってしまい、赤く熱を帯びたり、むくみがひどくなったりします。子宮ガンなどでリンパを取ると足の方に症状が出るそうですが、私の場合は右腕です。退院時に説明を受け、右腕に傷を作らないように、蚊に刺されないように、日焼けをしないように、としっかりと生活上の注意を受けていたのですが、思わぬ伏兵が…原因は20年来つきあっている手湿疹だったみたいです。ほぼ年間を通して両手に広がる湿疹で、あらゆるステロイドと保湿剤を使って戦ってきているのですが、今年は例年以上に状態が悪く、皮膚科を変えて、薬も変えて…といろいろやっていたのですが、改善せず。他に心当たりはないので、その傷から細菌が入ったものと思われます。

 まず、右腕の前腕部の一部が赤く熱を持ちました。硬くなり痛みもありました。連休明けに皮膚科に行き、抗生物質を処方されて安静を言い渡されましたが、「これ以上ひどくなると、ぼくのところでは点滴もできないし、どうしようもないから、手術したところに連絡しておいて」とあっさり言われて、へ?そんなのあり〜?とその時点でこの皮膚科を見限ったのですが(笑)、そのままにしておくわけにも行かず、ブレストセンターの看護師に連絡を入れました。
 果たして、抗生物質を飲み始めた途端に、前腕の赤みが3センチ幅程の帯のようになって脇まで広がりました。その赤みに沿って痛みと硬さも広がり、腕から脇全体のむくみが酷くなりました(たまたま抗生物質と腫れのタイミングが重なっただけだと思うのですが、皮膚科医に対する不信感が強くなったのはいうまでもありません)。
 そこで、ブレストセンターの指示に従い、22日に診察を受けに行きました。抗生物質を点滴してもらい、より強い抗生物質と消炎剤を1週間分処方されて、引き続き局所安静で様子を見ることになりました。看護師さんの何人かとはすっかり仲良しになってしまい、「来てるって聞いたから会いに来ちゃった!」とわざわざご挨拶をいただいてしまう次第…手術して退院後は、検診まで全然来院しない人も多い中で、ちょこちょこ連絡をしたり、受診してしまうので看護師さんのブラックリストに載っているのかも…ちょっと情けない話ですが、「もう検診まで来ないから!」と宣言して病院をあとにしました。本当にそうありたいものです。

 さて週明けには、赤みも取れ、硬さと痛みもかなり軽快してきています。完全によくなるには時間がかかるし、1度かかるとかかりやすくなったり、むくみも酷くなりやすい…と言われた通り、少し動かすと、むくんでくるのが進行形でわかりますし、半袖の服を着ると右腕がきつくて、まだ治っていないことがわかります。また「上手なおつきあい」がひとつ増えてしまいましたが、しかたないですね。
 手湿疹が原因ということは、今後も起こり続ける可能性は十分あるので、こちらを何とか治したいと思います。自分でできることとしては、保湿剤を塗って、四六時中手袋を着けていることでしょうか。これも至難の業ですが、頑張ってみます。

 ちなみに、パソコン操作は手首から先だけでできるので、ほとんど影響なく使っています。手袋でマウス操作に支障が出るので、1ヶ所だけ指先を手袋から出せるようにカットして何とか使っています。家事を助けてくれる家族、特にぴいは夕食作りと片づけを毎日手伝ってくれて感謝です。もうちょっと家事ができるように、頑張って治したいと思います。

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2011年7月11日 (月)

検診〜術後3ヶ月&6ヶ月

 6月に腎泌尿器外科(実際は術後ほぼ4ヶ月ですね)と乳腺外科(こちらは術後6ヶ月)の検診をそれぞれ受けてきました。

 腎臓の方は、6月9日に血液検査、尿検査、そしてCTを受けて、その日のうちに結果を聞くことができました。結果は良好。腎機能を表すいろいろな数値も、術前の状態までほぼ回復しているということで、まずは1つクリア。ホッとしました。次の検診は12月です。

 乳腺の方は11日に、マンモグラフィー、CT、血液検査、17日に超音波検査をして、結果を聞きました。温存手術をした左側がもやもやしていてはっきりしない、他にもよくわからないところがある…という何とも煮え切らない結果でした。もやもや…というのは、手術の際に、内部組織を触っているので、その影響かもしれないし、別の要因があるかもしれない…ということで、今は何をできるということでもないので、通常ならば6ヶ月後に行う検診を前倒しして3ヶ月後に様子を見ることになりました。腎臓の方の結果が良く、当然こちらも無罪放免(?)になると思っていたので、え?何で?と残念な思いはありますが、仕方ありません。素直に従うことにいたします。
 
 もっと早くブログ更新したかったのですが、あまりのショックに書けなくて…というのはウソです。単なる無精のなせる業ですが、いつも気にかけてくださり、祈ってくださる方々にご報告が遅くなってしまい申し訳ありません。近況に関しては、またご報告したいと思います。(あ、今度こそちゃんと書きますから!!)

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2011年6月 6日 (月)

本当の初茶髪

 だいぶご無沙汰してしまいました。ブログネタが溜ってしまって、どれから手を付けていいのやら、わからない状態に陥っています…と同じようなことを前回も書きましたよね、すみません。時系列はバラバラになってしまいますが、思いついたところから上げていきますので、おつきあいください。

 昨年の7月に「初茶髪」というタイトルで、ウィッグデビューのお話を書きました。今回は正真正銘、自分の髪の毛の初茶髪です。
 おかげさまで、私の髪の毛は「カツオくん」から「中島くん」→「パンチ」→「スーパーサイヤ人」と、時と見る家族の気分によって名前を変えつつ、順調に伸びてきました。先ほど思い切って1本抜いて定規ではかってみたところ、6cm!年明けから生えてきたことを考えれば、「髪の毛は1ヶ月でだいたい1cm伸びる」というのは、あながちウソではない、というか本当にその通りなんだと実感しています。感謝感謝!

 しかし、ここで問題が…耳の横やこめかみの生え際など、ウィッグからわずかにはみ出る髪の毛が、目立ってしまうようになったのです。家族からの指摘もあり、思い切ってウィッグと同じような色に染めることにしました。初めてのことなので、行きつけの美容院に相談して、パッチテストを経て、染めたのが5月19日のこと。かなり白髪も出ていたので、しっかり染めてもらいました。ウィッグで見慣れた色なので、抵抗なく受け入れることができました。

 染める前に、カットもしたんですよ!とにかく萌え出ずるまま、放置状態だった髪の毛を、「きれいに伸ばしていくための土台」ということで、担当の美容師さんが丁寧にカットしてくださいました。切れる髪の毛があることがうれしく、感謝の思いでいっぱいでした。私の髪の毛は現状、林家ぺーさんばりのクリンクリン状態なのですが、美容師さんによると、これは新しく生えてきたからカールしているわけではなく、もともと私の持っている髪の毛のクセが、そのまま出ているのだとのこと。昔から多少のウェーブはありましたが、これが私の本来の髪質…ということにビックリしましたし、このまま伸ばしたときに、以前のような髪形に戻すことができるのか、興味津々です。
 カット&カラーが終わったときに、美容師さんが「このままお帰りになりますか?」と言ってくださったのは、本当にうれしかったのですが、さすがにちょっと…「キスおばちゃん」そのものの、ヘアスタイルを公開する勇気はないので、もうしばらくウィッグのお世話になることにいたします。

 今週は腎臓、乳腺それぞれに、術後初の定期検診があります。放射線治療で区切りがついてはいるのですが、この検診をクリアすれば取りあえず、「治ったよ!」と言えるのではないかと思っています。いつもご心配くださり、祈ってくださる方々に、よい報告ができればいいなぁと思います。感謝を込めて。

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2011年5月 3日 (火)

終わりました

 5週間(正確には足掛け6週間)、25回にわたった、放射線照射の治療が、2日に予定通り終了しました。この間、休むことなく、順調に通い続けられたこと、本当に感謝です。励ましてくださった多くの方々に、あらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 今回の放射線治療は、温存手術をした左側の乳房全体に対して行いました。25回の放射線照射における被曝量は50グレイ。グレイという単位は、今話題になっているシーベルトという単位とほぼ同じと考えていいということです。大変な量ですよね。この治療がしっかりと効いて、ガン細胞が確実になくなっていることを願います。

 今後は、腎臓の方が3ヶ月おきの検診(採血、エコー、CTなど)、乳腺の方が6ヶ月おきの検診(採血、エコー、CT、マンモグラフィーなど)を行う他、必要に応じてホルモン治療薬をもらいに行く、ということになります。基本的に病院に通っての処置は、おしまいです。

 これからは、仕事をはじめとして、一日も早く日常の社会活動に復帰できるように努めます。気持ちははやりますが、じっくり万全に近づけていきたいと思っています。
 
 とりあえず治療終了のお祝い、ということで、明日は家族とお出かけしてきます。楽しみ☆報告は後日いたしますね。

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2011年4月23日 (土)

あと5回です

 3月末に始まった放射線治療も、残すところあと5回。最終日は祝日が入ってしまうため、5月に入ってしまいますが… これまで4週間、休まずに通院することができ、本当に感謝です。

 毎週金曜日、放射線照射のあとに診察を受けます。皮膚の色が赤くなってきた、を先生は言われるのですが、当人は鏡を使わないと見えない部分、しかも赤と黒の派手なマーキングが付いているので、わかりませんし、日焼けのようなヒリヒリ感も全くありません。至極順調にここまで来ているようです。

 治療の時間を早めに設定しているので、朝8時には家を出ます。短い時間ではありますが、通勤ラッシュの電車に乗り込みます。治療終了後は、お買い物やコーヒータイムなど寄り道もして帰宅はお昼前後です。最初は、行っただけで疲れていましたが、日を重ねる毎に慣れてきました。早めの時間を希望したのも、朝からしっかり動く感覚を取り戻したいと思ってのことでしたが、なかなかいい感じ、むしろ治療が終わってからもこの時間感覚を失わないようにするためにはどうしたらよいか…と思案しているところです。

 リンパ郭清後の右腕は、何となく腫れぼったく、少しハードに使うと重くしびれるようになります。でもこれは一生ものですから、上手に付き合います。髪の毛は、クリンクリンの巻き毛状態ですが着々と伸び、変色した爪は、根元から普通の色が戻って来つつあります。味覚も戻りました。つらかった抗がん剤の副作用の爪痕がどんどん消えていき、体力も少しずつ戻ってきました。ホルモン治療の薬は毎日飲み続けていますし、突然やって来るホットフラッシュは、やっぱり不快です。それでも自分の意識の中ではもうすぐ、病人生活は終わる、と強く思っていますし、今後は一日も早く休んでいたものを復活させたいと思います。

 そんな風に気分が上向いていたときに、田中好子さんの訃報を聞きました。キャンディーズのスーちゃん、55歳の乳がん死でした。田中さんが20年近く前に患った乳がんとずっと向き合ってきたこと、そしてこんなにも年月が経ってもなお、再発しそして召されたことを知り、本当にショックでした。
 もちろん、私はがん患者です。再発を防ぐために薬も飲んでいますし、今後は定期検診もしていきます。でも今のように、体調が安定している日々が続き、それが当たり前になりつつあると、自分が乳がん患者であることを忘れるのです。自分のかかった病気が、長い年月を経て再発し、死に至る可能性のある病気であることを忘れるのです。今回のようなニュースを耳にしたり、ふとしたきっかけで、現実に引き戻されると、こんなにも動揺するものなのか、こんなにも恐怖を感じるものなのか、と自分でも驚いていますし、あらためて弱さを思います。すがりつき、「何とかしてください」と神様にお願いするほかはありません。
 この先、何度もこのような思いを味わうことでしょう。きっと慣れることなく、その度に動揺することでしょう。そんな私を何度でも何度でも、励ましてくださる神様に感謝し、信頼する歩みを続けたいと思います。
 いつも心配し、祈ってくださる方々に感謝して。
 田中好子さんに心より哀悼の意を表したいと思います。

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